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Meet the Expert

“Pink Ring”を支援するエキスパートから、“若年性乳がんキャンサー”へエキスパートからのメッセージ

“Pink Ring”及び“Pink Ring Extend”の活動コンセプトに賛同いただいた“乳がん治療のエキスパート”の方たちから、若年性乳がんキャンサーの皆さんへのメッセージです。

日野原 重明

Pink Ringの活動を応援するメッセージ -日野原 重明
ひのはら しげあき
聖路加国際病院 名誉院長

女性が最もかかりやすいがんは乳がんです。乳がんになった女性のために、ピンク・リボンを胸につけて、その応援隊になろうという運動があります。その運動は今や大きな輪になって広がっています。

乳がん患者の中でも、特に35歳以下という若年性の乳がん体験者をサポートするグループもあります。それがこのPink Ringです。

若くして乳がんを体験した人たちは、より一層つらい思いをかかえているかもしれませんが、共に集い、共に思いを語り、共に一歩を踏み出す。そして未来に向かって歩み続ける。そういう生き方ができるように、サポートするのがPink Ringです。Pink Ringは勉強会やイベントなどをいろいろ計画し、若年性乳がん患者さんたちをバックアップしています。

どうぞ、患者さん同士だけでなく、一般の人々の間にもこの運動が理解され、社会の中で広がっていけば、世の中の人々の乳がんに対する理解も大きな波となって世界中に広がっていくと思います。

私は、Pink Ringの活動がより広く一般の人々に理解され、応援してもらえるように、皆様に呼びかけたいと思います。

山内 英子

“Why me?”から“Because you can” -山内 英子
やまうち ひでこ 乳腺専門医
聖路加国際病院ブレストセンター乳腺外科 部長
ブレストセンター長

乳がんの診断を受けた時,多くの方が、“Why me?” 「なんで私が?」と思われるのではないでしょうか。当然の思いであると察します。自分は今まできちんと生活してきたのに、「なぜこれからという時に、なぜこの私が…」、様々な”why me?”があると思います。特に若くしての診断は、その思いがもっと強いのではないでしょうか。

第70代ミスアメリカに選ばれたヘザーは1歳のとき高熱にかかり、その後遺症でほとんどの聴力を失いました。しかし、その彼女が母親の熱心な教育もあり、何事にも挑戦し、見事ミスアメリカの栄冠を手にいれたのです。耳の聞こえない彼女が、ミスアメリカの舞台で披露したバレエに多くの人が感動しました。ヘザーの母親は後にインタビューでこう言っています。「初めは何故私の大事な娘が…と思う日々でした。しかしある時、自分はその試練を乗り越えられるからこそ、神様から選ばれたのだと確信しました。その日から、二人の挑戦が始まりました。」
そして、娘ヘザーはこう言っています。「前向きな気持ちを持っていれば、全て切り抜けられます。障害を乗り越えて、自分の可能性にできる限りの挑戦をして行きたい。」と。

試練を乗り越え、また乗り越えられる自分だからこそ、それを受け入れ、自分のできる事をみつけていく。私はピンクリングのみなさんと出会い、ひたむきに前を向いて歩いていく美しさに感動しました。また、病気を通して、様々な事を勉強し、その診断を受け入れ、変容し、成長していく多くの女性と共に、私自身が日々歩ませていただいていることに感謝しております。

“Because you can!“。ピンクリングのみなさんのこれからの羽ばたきに、乳がんに携わる医師として、女性として心からのエールを送らせていただきます。

矢形 寛

贈る言葉 -矢形 寛
やがた ひろし 乳腺専門医
埼玉医科大学総合医療センター ブレストケア科 教授

はじめに皆さんに感謝したいと思います。
乳がんという病気を経験し、それに立ち向かって生き抜いてきた姿は美しいと感じます。私は乳腺専門医として修行を積み、その中で皆さんに接してきました。どれだけの役に立てたかはわかりません。
でもそういう皆さんと出会えた私は幸せです。

自分自身を今どう思っていますか。
やりきれないこともあったでしょう。悲しいこともあったでしょう。楽しいこともあったのでは?うれしかったことは?不確実な未来に向かって生きていくことはとても不安であります。でもそれが生きるということであり、その中に生きていく意味があるのだと私は考えています。

人様に迷惑をかけてもいいのです。
反対に迷惑を受けたら、自分が迷惑をかけることを思って接していきましょう。
頑張ってもいい、頑張らなくてもいい。つまずいたらぐっとこらえて踏ん張ってもいい、踏ん張らずに転んでもいい。転んだらすぐに起きず周りを見渡してみましょう。いつもと違った風景がみえてくるかもしれません。
周りの人たちがこちらをみて笑っている?いいではないですか。彼らに幸せを与えたのです。それでも自分の心の中には誇りを持っていてください。

一人ではありません。私も微力ながら応援したいのです。
どんな時も人と人との関係を大切にし、感謝しながら皆で歩んでいきましょう。